GSTとは何なのか?

初出勤のオリエンテーションの際にGST(Goods and Service Tax)の説明を受けたのですが、いまいちピンとこなく話を流していましたが、Wetaで最初の給料が支払われるということで、もう一度話を聞いたところなんとなく納得。
ニュージーランドでは消費税が内税で12.5%もつきます。レストランでの食事や買い物すべてに適応されるのですが、Self-Employee(自営業者)の場合、会社から支払われる給料とは別に国から給料の12.5%を上乗せして支払われます。例えば会社からの給与が1ヶ月で3000ドルだとすると、国から375ドルが支払われ手元の金額は3375ドルとなります。これだけ聞くとすごく良い話に聞こえますが、実はこの金額は無償で貰えるものではなく、年2回ある税金調整の時に自分の経費の合計額が自分の給料に対して12.5%を超えている場合はそのまま貰えるとのこと。もし12.5%を満たない場合は残高を返金しないといけないのです。日本やアメリカでは払った給料に対し、年一度の年末調整で経費を請求して払いすぎた税金の一部が返ってくるのですが、ニュージーランドでは見せ金を最初に渡すことで、「元をとらないと!」と錯覚させ、買い物する量を増やし、経済が回るようにするのが狙いみたいですね。不思議なシステムです。ちなみに普通の会社員はGTSが無いとの事です。