つっ、ついに到着!

待ちに待った家財道具が10週間ぶりに家に到着しました。いや〜しかし長かった。これで寝袋生活から脱出です。
実際にはサンフランシスコから送った荷物は2週間前にニュージーランド国内に配達されていたのですが、引越し会社のミスでコンテナ内の荷物を全て取り出し、リストを作成という作業がありました。そして、運悪くコンテナ内から数匹の蜘蛛が発見され、検疫に引っかかり害虫駆除。関税もあったので、そこで2週間の足止めをくらっていました。国をまたいでの引越しは本当に大変です。

コンテナ一杯だった荷物をトラックの天井までぎっしり詰めこまれていました。散々、割れ物は別にしてくれと頼んだのに、お構いなしです。

Before→After


キッチンだけで、これだけの箱が。整理が大変だ。



今回、引越しした時の手順と注意点です。もしニュージーランドに引越しをされる方がいたら参考にしてください。

1) まずは会社選び
自分の住んでいる町に国際貨物を取り扱っている引越し会社があればいいのですが、私の場合はインターネットで調べました。サンフランシスコは日系の会社は多いのですが、アメリカ系の会社は殆どがニューヨークにありました。オンラインで無料見積もりのサイトがいくつもあるので、そこで費用とサービスを比べます。
2) 引越し会社と契約
引越し会社を選んだら次は契約です。ベースとなるプランを提示してくると思われますが、交渉でプランは変更可能です。契約書にサインをする前に不明な点はここで明確にしておきます。(私のメールをチェックしたら引越し会社と30数回以上のやりとりがありました。)私の場合は見積もりに、荷物を積み込むだけで$1000かかると書かれていたので、自分で積み込む代わりに差し引いてくれと交渉しました。学生アルバイトを雇い、アルバイトと自分と友人で積み込みました。(栗さん、本当に有難うございました)ちなみにサンフランシスコからニュージーランドまでの引越し費用はUS$5000ちょい。(ニュージーランドの荷物での積み下ろし料金含む)車を運搬する場合は一台に付き約US$5000アップします。引越し荷物の中に高価なものがある場合は、前もって保険をかけておくのもいいかもしれませんね。保険の料金を調べ、額に見合いそうなら保険に加入しておきましょう。
3) 荷造り
引越し会社と無事契約を結んだら、引越し日が決まります。ここで注意点。ニュージーランドはMAF(Ministry of Agriculture and Forestry)と呼ばれる、検疫機関があります。荷物が港に着くと、コンテナ内の荷物を入念に調べられるのですが、必ず(ここ重要!)荷物の個数と内容を箱に明確にしておくこと。引越し会社にフォーム(Inventry List)があるので、一番→ダイニングテーブル。二番→ダンボール中(キッチン用品)のように個数とその明細表を作成し、大事に保管しておきます。(当然、全ての箱には番号をふり、ダンボールにも内容を書いておきます。番号札のシールがダンボールを販売している店で売っているので、これを使うと便利です。)ダンボール箱には、検疫官が理解し易いように、出来れば英語でダンボール中身の内容を書いておくといいですね。いくら小さなものでも1点とみなされるので、なるべく箱にまとめ、細長い物等はテープで束ねて一つにしておきます。あと食料品の持ち込みは出来ないので、処分しておきましょう。新しく購入したものには輸入税がかかるので、(ばれないように)箱を変えておくことをおススメします。
4) 引越し日
とりあえず荷物を積むだけなのですが、後々、MAFに検査されることを想定して、コンテナの手前側に靴の入った箱、ガーデン用品、キャンプ用品を配置しておきます。土の付いたものは一つずつチェックされるので、取り出しやすい場所に置いておきます。
5) 入国後
自分の契約した会社に連絡をとり、ニュージーランドの引越し会社と連絡先を聞きます。入国後はニュージーランドの会社とのみ、連絡をとることになります。会社が分かれば、荷物が港に届く前にニュージーランドの引越し会社にInventry Listを送っておきます。
6) もし検疫で引っかかった場合
私の様に、検疫で引っかかると検疫官立会いで荷物を見せないといけません。この時に「Inventry Listの5番はここにあるから」と靴やキャンプ用品の箱を見せればスムーズに検疫が終わると思います。(私はInventry Listの制作と検疫官の主張費用でNZ$1300支払いました。)
7) 関税
(私は無かったのではっきり分かりませんが)もし国外で新規購入したものが見つかったら、ここで輸入税を請求されます。
8) 配達日
荷物の破損がないかチェックします。


参考になったでしょうか?