反スト デモ行進

映画「ホビット」が正式に来年2月から撮影開始が決定したのですが、オーストラリアの役者組合(MEAA:Media, Entertainment & Arts Alliance)のホビットに対するストライキ問題が未だ解決せず。そしてついに大きな動きが!このままでは、映画自体が別の国へ流れてしまうということで、(もう遅いかもしれませんが)ウェタの従業員が一同に集結し、ニュージーランドで「ホビット」の撮影を成功(可能?)にする為に、ウェリントンの町で反ストライキのデモを行いました。


携帯カメラの為、画像が悪いですが、午後7時からSt. Johns教会へ集結。

この時点で500〜600人位のウェタの従業員、ユニオンに属さないニュージーランドの役者さん達が「ホビットを残せ!」と連呼しました。

そして群集はこのままオーストラリア大使館へ向けて出発。町一番の大通り"ラムトン・キー"が歩行者天国に早変わり。

街中の人達も賛同して、デモに参加する人達が増えてきます。

ウェタ・ワークショップのリチャード・テイラーが群集を率いて、大使館前で抗議しました。最終的には1500人位まで膨れたようです。


私自身、こういったデモに参加した経験が無かったのですが、今回の「ホビット」の件に関しては絶対にニュージーランドで成功させたいと願っています。前作の「ロード・オブ・ザ・リング」3部作がニュージーランドで制作されたこと。ピーター・ジャクソン監督もウェリントン出身のキーウィーであり、映画を通してニュージーランドの市民が少しでも幸せになれるように最大限の努力をしています。地球の端っこで、羊以外何もないこの国が、映画製作によって色々な職種の人達の仕事が増えるのです。なるべく早く、オーストラリアの組合が撤退して、ニュージーランドニュージーランド人による映画製作が進むようになれば幸いです。

現場にはメディアも多数出ており、家に帰ると早くもインターネットニュースの記事が発信されていました。
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