NZグリーンカード取得!

キ・・・・・キターーーーー!!
待ちに待った日がついにやってきました。数々の試練を乗り越えてついにNZの永住権を取得しました。知人で早い人は7ヶ月で取得した人もいるのに、Expression of Interestを登録してから約1年半かかりました。本当に長かったです。これでニュージーランドに自由に滞在出来る日本生まれのアメリカ人という、さらにややこしい肩書きになりました。元は日本人なのに、日本に住む時だけビザがいるってどうなの?(笑)

左のアメリカのグリーンカードと比べると、パスポートにステッカーを貼るだけのシンプルなものになっています。パスポートの期限が切れるたびに移民局に問い合わせして更新してもらいます。



以前にも永住権取得についての記事を書いたのですが、これから取得を考えている人は参考にして下さい。



今回時間が掛かった理由として警察証明書が大きな原因でした。ニュージーランドに来る前は20年程アメリカに滞在していたので、FBIからアメリカの警察証明書を発行してもらわないといけないのですが、アメリカでは自動指紋判別機を利用しているため、指紋が薄い場合は判別不可となり再度チャレンジ。ニュージーランドの警察に行って一から指紋を取り直す作業を合計4回もしました。(ちなみに同じ指紋でも日本の警察ではあっさり発行してもらえました。)指紋の書類が揃って送っても、結果が出るのが3ヶ月後なので、いたずらに時間だけが過ぎていきました。日本の警察からの封筒には「封を開けると無効」という文字が書かれていますが、実はこれは開けても大丈夫です。私のFBIからの封筒には何も書かれていなかったのですが、日本の警察証明書同様、封を切らずに送ると、実は封筒の中身は「指紋が薄くて判別出来ないのでもう一度新しい指紋を送ってください」という紙が1枚入っていただけで、NZの移民局から送り返されました。私は封筒を開けて確認しなかっただけで2ヶ月のロス。こんな事にならないようにしてください。


全ての必要書類が受諾されると、Case Officerと呼ばれる担当者がつくのですが、私の場合は日本人の方が担当になりとてもラッキーでした。Case Officerからは「婚姻を証明出来る書類を数点」、「現在の就労ビザと職業の証明」、「雇用先から1年以上の雇用を証明する書類」等の追加書類の提出を求められましたが、担当のCase Officerからの対応がとても早く、電子メールで質問すると5分〜30程で必ず返信されました。これには本当に助かりました。書類を一方的に移民局に持ち込みしていた時とは違って、Case Officerは細かな質問にも対応してくれるので、何か疑問に思うような事があればメールで聞いても大丈夫です。


追加書類が揃うと今度はCase OfficerがMedical Assessorと呼ばれる医療チームに健康診断の結果を送り、身体的に問題が無いか判定をします。私達はここでさらに追加検査を求められたので、必要な血液検査、スペシャリストと面談、病院での検査を行いました。検査の結果スペシャリストのお医者さんがサインをした後、検査結果をMedical Assessorに送り、問題が無いと判断された時点で全ての必要事項が終わったことになります。


気になる最終費用ですが、私達は担当のCase Officerがついた後は病院代を含む追加の検査費用が2000ドル程かかりました。健康な方は必要ない金額ですね。晴れて「永住権が取れましたよ!」とCase Officerから報告があるのですが、その後Migrant levyというものを別途に請求されます。Migrant levyは5歳以上が310ドル。5歳以下は155ドルかかりますが家族が4人以上の場合は、年齢の古い順から4人までの合計を支払います。この金額を支払った時点でパスポートにステッカーをもらえます。

永住権を取得した日から2年後に期限が切れない永住権となるわけですが、1年間に半年間滞在すれば、権利を失うこと無く自由に旅行も出来るようです。